食の感性を広げてミール舞台裏〜学生スタッフ奮闘記

栄養士とつながってみよう!

食の感性を広げてミール。そうこれは、学生スタッフが中心となって初めて行ったイベントの活動記録のお話である。
〜夏のある日のミーティング〜

Tプロデューサーからの提案があった。

「学生スタッフ主体でイベントやってみない?」

すかさず、学生Kちゃんが目を輝かせて応えた。

「うひょ〜!やります!やります!」

もちろん、みんなやる気満々で、とってもワクワクしていた。


この話が出たのが、9月くらい。
Tプロデューサーは、私たちの普段の学業のことも考えてくれて、3月にやろうと言ってくれた。
そして、10月から私たち学生は、本格的に、準備をスタートさせるのであった…。

しかーし!

実際、忙しさにかまけて週1回のランチミーティングも雑談ばかり、満足にできないまま、気づけば1月。
この段階で決まっていたことは、テーマ「食の感性を広げてミール」と「試してミール」。この2つは、私たち栄養士の卵が、何か食に興味のある人たちをターゲットにして、新しい発見をしてほしいという思いからできたテーマである。だから、意外な料理をふるまってみたり、食べ合わせをやってもらいたいという思いは、漠然とあった。レシピは、各自前菜、主菜、主食、デザートで分担して作ることになった。

「普通の料理だったらつまんない。こういう食べ方があるんだー!って思って欲しくない?」
そんな言葉を学生Kちゃんが言った。
皆納得をして、「よし!何をつくろう!」とワクワクやる気に満ち溢れていた。


〜進まないレシピ開発〜

そのまま、各自がレシピづくりを進めていく中、

「あれ、困った。何も浮かばない…。」

前菜担当S子は言う。期日ギリギリでも出てこない。他の担当の子に相談して、お麩を焼いてみたら?などたくさん案をもらって試行錯誤を重ねた。しかし、どれもピンとこない。

そんなある日、違うイベントでかぶの生ハムに出会ったことを思い出した。かぶの甘みと生ハムの塩味がとても合う。

「よしこれで行こう!」

そんなこんなで、前菜が出来た。

活動記録

他の主食や主菜、デザートの担当の子も、たくさん試行錯誤を重ねてできた。みんなのワンポイントには、驚いた。
ここで、レシピを作る大変さを学んだ。


〜初めての撮影〜

このレシピを来てもらったお客さんにどう伝えるか、リーフレットとして渡すことしか考えていなかった。

それに見かねたTプロデューサーは、こう助言した。
「作っているところをムービーで撮って、当日流せば、お客さんにも伝わりやすいし、料理に集中できるんじゃないか?」

学生チームは、「なるほど!!!」となり、撮影をすることに。

このムービー撮影は、朝から学生T君の家のキッチンを占領して行った。
喋りながら作るので、○分クッキングの要領でやればいいんだな〜。と簡単に考えていた。

まず、デザート担当のMちゃんから撮ったのだが、うまく声が入らない、動きをシンプルにしないとごちゃごちゃして、カメラが追い付かない。

Kちゃんの「お好みで〜」など口癖が目立つなど、カメラ、マイク、そして作る人の全員の息が合わないとだめなんだということを学び、最後の料理担当のT君を撮る頃には、○分クッキング顔負けのスマートさだったんじゃないかなと思っている。

活動記録

しかし、まだ初心者の私たちの映像を編集したTプロデューサーは、かなり大変だったそうだ。あ、動画もあるので、ぜひチェックしてみて下さい。(笑)


〜リーフレットも一苦労〜

そして、当日レシピを配布したかったので、リーフレット作り。
なにせ、学校でたくさん作ってきたから、ちょちょいのちょいでいけるだろう、そう思っていた。

しかし、実際デザイナーのお姉さんに見てもらったら、より見やすくするためのポイントや指摘をたくさん受けた。

姉さんの私たちらしさを壊さずに、アドバイスをくれた事にすごく感謝。

そんなアドバイスを受けて、直したら、良いのができた!(にやり)とテンションが上がったのを覚えている。


〜集客、そして直前のバタバタ〜

さ、当日の会場も押さえたし、何がどのくらい必要なのかも確認した。事前に、各自の動きや流れなども確認した。
あとは、集客。学生Kちゃんの顔の広さを頼りにしていた。

しかし、なかなか直前まで定員に達しなくて、学校の先生も巻き込んでしまった。だけど結局、皆が少しずつ誘ったおかげで、予定よりも多くの人に足を運んでもらえることになった。

いよいよ本番が迫ってきたが、主菜の食材をまとめて買うにも、どうしたら大人数分買えるのかも分からず、いろんな人に相談して、なんとか調達することが出来た。野菜も、いつもお世話になっている人に頼んで、お家に届けてもらった。

こうやって自分たちで調達するのが、本当に初めての経験だった。


〜怒涛のように過ぎた当日〜

よっしゃ準備万端だ!と迎えた当日。

早めに集まったスタッフは、料理の準備、会場設置などやることが盛りだくさんで時間があっという間に過ぎていった。

活動記録

さあ、お客さんのくる時間だ。
続々と集まるお客さんを見て、すごく嬉しかった。と同時に、美味しい物を出さなきゃと、よりやる気に満ちあふれた。

「調理開始だー!」と意気込んで、はや1時間経過。

鍋の大きさ、IHコンロの火加減などうまく把握できていなかったせいか、「あれ、予定通りの料理が出来ていない?」先に、知ってmealで農家さんやシェフに話してもらったり、試してmealで奇妙な食べ合わせのクイズなど他のコーナーをやってもらった。

それでも料理が終わらない。

やっとソースもできたと思ったのに、隠し味を入れていないくて回収、作り直す。そんなドタバタを繰り返すあまり、学校の友達までもが手伝ってくれる始末。

スタッフの人数に合った仕事量であったはずなのに。1人が慌てるとそれが連鎖のようにみんなに伝わる。キッチンにこもっていて、料理を出す事で精一杯。洗い物もどんどんたまっていくよ…。お客さんが楽しんでいるかも分からないまま、キッチンの中で時間は過ぎてった。

活動記録

司会のKちゃんも、お客さんに気を配ったりするあまり、定位置におらず、現場のサポートをしているTプロデューサーの呼び出しを受ける。それは、笑いにもなっただろうけど、当の本人たちは、本当にいっぱいいっぱいであった。

活動記録

終わりが見えかけたその時!

お客さんから、「素敵なイベントありがとう。」など暖かい言葉をかけてもらえた。

そこで、やっとふと周りを見た。

活動記録

そこには、きっと初めてあったであろう人たちが、笑顔で話している。料理や野菜を美味しく食べている。

ああーみんな楽しそう。

「私も混ざりたい!」すごくそう思った。



〜失敗と発見。後日の反省会〜

「もっと栄養士の話が出来たらよかったね」
「部屋がちょっと狭かったかもね」
などなど、反省点は尽きることがなかった。まだまだ知らないことだらけだった。

でも、発見もあった。
「食は、人と人をつなぐことが出来ると実感したよ。」
「お客さんのありがとうや、美味しかったという言葉が嬉しかったね!」
「うん。お客さんの笑顔が本当に良かった!」
「こういった経験が学生で出来るということが驚きだったよ。」


今回のイベントでは、たくさんの失敗をした。100点満点ではないかもしれない。だけど、このイベントに来た人たちを繋ぐことができた。また新しい発見もしてもらえた。がむしゃらに頑張って良かったと思えた。

今回協力して頂いたみなさんに、本当に感謝です。今回のことを踏まえて、栄養士の卵からひよっこに育っていこうと思った。

次のイベントも、やりたい。これは、学生スタッフたち全員が思ったことだろう。必ず、パワーアップさせたイベント作るので待っていてください。
これからも、つながってmeal学生スタッフ一同を宜しくお願いします。

集合写真

文責:中瀬翔子



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