会津の大地とつながってmeal 2015 with Baku table

会津ツアー

今回、つながってmealのツアーでは2回目となる福島県会津若松市へ行ってきた。
今回のメインテーマは、Baku tableとの共同企画による味噌作り。

1日目:初めまして会津若松

10時に新宿をバスで出発し、15時頃到着。
初めての東北、極寒を覚悟して臨んだもの、あれ?
暖かい。1週間前は1mを超える大雪だったとか…。「晴れ女、男は誰だー」なんて盛り上がりつつ駅前でレンタカーを借りて、2泊3日の旅が始まった。

まずは観光ということで、庭園がきれいな御薬園と鶴ヶ城へ。
御薬園では庭園を散歩し、鴨と戯れた後、お抹茶を頂き、ゆったりとした時間を過ごした。

すっかり日も沈んだ夕食時。
民家の間にある、小料理屋さん「もっきり」へ。
中に入ると10席ほどの落ち着いた店内で、奥の5席程のお座敷に案内された。

お座敷の前にはいろりがあり、ししゃもが炙られていた。。
席に着くと、女将さんから扇子を渡され開いてみると、なんとメニューだった。

もっきりもっきり


桜刺し(馬刺し)、鯵のなめろう、刺身こんにゃく、おでん、どの料理もとても温かく本当に美味しかった。

日本酒を注文しようと女将さんにどんな種類があるか尋ねると一本一本説明しながら出してくれた。たくさんある種類の中から迷った末、まずは未開封であった活性にごり酒「ゆり」を注文。
こちらは会津若松市の酒蔵で作られている純米吟醸酒。濁り酒なのに濁ってない。開栓することにより下に溜まっているオリ(濁り)が上り混ざりあい、数分後には立派なにごり酒になった。
活性濁り酒とは、発酵途中の日本酒のことを指すそうだ。

もっきり


その後も美味しい料理と日本酒を存分に堪能した。
幸せで心地いい時間はあっという間であった。
お腹もいっぱいになり、ごちそうさまをしてそれぞれのお宿へ。


2日目:畑と酒とBBQ

朝ごはんは、お世話になる農家の大江さんが作ってくれた炊き込みご飯と福島県会津の郷土料理であるこづゆをいただいた。
初めて食べるこづゆはとても落ち着く味であった。

準備をして大江ファームへレッツッゴー!
畑の草むしりと苗植えをした。
間違えて小松菜をむしらないように、大事な野菜を踏まないように注意しながら作業を行った。
冬眠していたらしい動きのにぶいカエルや、だんごむし、くも。
畑にはたくさんの生き物がいた。

大江ファーム


苗はプランターで少し育てたものを畑へ植え替えた。
福島のような寒い地域では畑で種から育てると時間がかかるため、温度管理したプランターを用いて、効率よく栽培していた。
大江ファームではプランターの温度調整を発酵熱によって行っていた。

米ぬかと籾殻と乳酸菌で発酵していて、表面を触るとほのかに暖かい。
この温度調節が意外と難しいそうだ。

大江ファーム


日本酒を知る

福島県内には多くの酒蔵があるが、今回は喜多方市にある大和川酒蔵 北方風土館へ行ってきた。

説明をしてくださった女性の話はとてもわかりやすく、日本酒に関して右も左もわからない私でも理解することが出来た。
例えば、日本酒に用いる米の稲の長さのほうが食用のものに比べて長いこと、
精米の歩合によって種類が異なることなどを学ぶことが出来た。

酒蔵の見学が終わると、日本酒の利き酒が出来るテイスティングルームがあった。
先ほども述べたが日本酒に関して無知な私であるが、日本酒の美味しさや違い、本物の味というものが少しだけわかった気がした。
とても奥が深く、興味深かった。

大和川酒造大和川酒造


極寒BBQ

周りには雪が残る中、大江さん家族を含め20人ほどが集まってBBQ。
ピザ釜まで用意され、雑穀王子こと浅野さんお手製の手作りピザ。
私はひたすらピザ作りのお手伝い。

生地から作ったもっちもちのピザは本当に美味しかった!。
たくさんのお野菜と、お肉、お酒、ピザ、外はすごく寒かったけれど、とても暖かく心地良かった。

そしてこの日は大江さんのもとで半年間、農業研修をしていた澤さんの送別会。
大江さん一家と澤さんは本当の家族のように打ち解けていた。
澤さん宛てのビデオレターが流れ、温かい空間であった。

大江ファーム


3日目:Baku tableとの味噌づくり

福島といえば喜多方ラーメン。人生初の朝ラー。
地元でも美味しいと有名の「喜一」に行ってきた。

朝7時から営業しており、開店前から行列ができるほど人気店。
喜多方ラーメンといえば醤油ラーメンだが、地元の人のおすすめは塩ラーメン。
喜多方ラーメン初心者の私は醤油ラーメンを頂いた。
正直、朝ラーは気が進まなかったが想像以上にあっさりしていてするすると食べることが出来、美味しかった。


メインイベント!味噌作り!

味噌作りは大江さん指導のもと行われた。
大江ファームで栽培された大豆を大きな鍋で煮るところからスタート。
中指と親指でつぶせるくらいまで煮えたら大豆を機械に入れてつぶしていく。
煮えた大豆を一粒食べてみたが甘味があって美味しい。

味噌作り味噌作り


次につぶした大豆を米麹と混ぜ合わせていく。
空気を入れるように容器の端から端へひっくり返すように混ぜていく。
ずっしりとしてきて、だんだん味噌の風格が!

そして寝かせるための容器に投げ入れた。
空気が入ってはいけないので力いっぱい投げ入れることが重要だそうだ。
日頃のうっぷん晴らしにみんな思いっきりがよかった。
蓋をして1年間寝かしの工程を経たところで味噌の完成。
1年後が楽しみだ。

味噌作りと並行して、豚汁、おにぎり、お餅を班ごとに別れて作った。
今回の味噌作りは20名ほどの参加者がおり。半数以上が初対面の方であったがみんなで協力し、すべての料理が出来上がった。
いただきます!!!

おにぎり作りは浅野さん指導のもと行い、もちきびという穀物と混ぜ合わせたご飯で握った。
さすが雑穀王子!
具はピーナッツ、くるみ、梅の3種類。
お餅は可愛らしい形のものもあり、煮たばかりの大豆から作ったきなこと浅野さんが育てたあずきから作ったあんこで頂いた。
その他にも大江さんが作ったお漬物や、浅野さん手作りのジャガイモの丸ごと味噌煮や甘酒を頂いた。




食材はすべて大江ファームと浅野さんが作ってくださったもの。
自然でそのままのものを、みんなで作り、みんなで食べた。
どれもまっすぐでとても美味しかった。

ごちそうさまでした!

別れを惜しみつつ、東京へ帰ってきた。


最後に

今回、初めて福島県に行った。
出会った方々は皆、家族のように出迎えていただき、本当に暖かく優しい方たちばかりであった。
また、優しさの中に強さがあり、それぞれが強い想いを抱いて生きている印象であった。
この3日間で美味しいものをたくさん食べることが出来、どれも人の温かみが感じられるものばかりであった。
野菜を作ってくれた農家さんや料理を作ってくれた方と会話することで、その人の苦労や、人柄、強い想いを知り感謝の気持ちが自然と生まれてくるのを感じた。

(文責:岡田奏美)

「大江ファーム」
福島県喜多方市山都町 代表:大江一男
有機農業を始め33年。60種類もの有機野菜を育て、土を守り続ける。自家製の発酵肥料を使い、微生物の力を借りて循環型農業に取り組んでいます。そんな自然の恵みを大江さんは「土力(どりょく)」と呼んでいます。
土力と太陽の恵みのブログ

「Baku Table」
福島県会津若松士徒之町 代表:千葉夢実
会津若松【ギャラリー ひと粒】を拠点にナチュラルでからだにやさしいごはんを作っています。これまでも山都町の大江ファームの有機野菜、福島県二本松の雑穀とオイルブランド「たなつもの」の素材を使い福島の素材を積極的に取り入れています。とある御縁から、福島県山都町の有機農家 大江ファームに出会い、旬の美味しいお野菜を使わせていただいています。
https://www.facebook.com/bakutable

「雑穀食堂」
福島県耶麻郡西会津町
西会津町野沢の中心街に築100年を超える蔵を改修してオープンした「西会津やすらぎごっつお蔵」をお借りして、日曜日をベースに週一日雑穀料理を提供させてもらいます。
https://www.facebook.com/zakkokusyokudo

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